手の埋葬

 

ねる前に『水木しげる、戦争を語る』をテレビで観たせいか

手の埋葬の夢を見た。

手首から下を切られたいくつもの手が、それぞれ小さな桶に入れられ、

色とりどりのリボンや花で、愛らしく飾られている。

わたしはそのうちの1つを持って、ふわふわと歩いたり、踊ったりした。

メキシコの死者の祭りのようでもあった。

なんだか陽気で、明るい夢だった。

 

『宮崎駿の雑想ノート』

本屋でためし読みして、ふるえた。

線がキラッキラしてる。わっくわくが、伝わってくる。

わたしは戦闘機に、なんの興味もないので買わなかったけど

宮崎駿の漫画の、まるっこい線が本当に魅力的で、大好きすぎるので

(映画より好きかも)いつか、買うかもしれない。

あの線を、うっとりと見るためだけに。