その惑星でまずおこなったこと。
そこに住む高齢の女性と手を上げ、腰を曲げ、挨拶を交わし、
彼女が稼働させる鉄の箱に乗り、彼女の住まう木製の巣へ。
巣では高齢の女性の相棒らしきちいさく茶色い獣に遭遇した。
そうしてその惑星に合った服に着替え、水分を摂取し、
惑星の主要部分である岩と砂の塊の中へ。
植生の調査。
おそらく黄緑色の「松」という実からなんともいえない芳香がする。
調査の途中、同じく調査員とみられる宇宙人と一人、遭遇した。
ぴょんぴょんと飛び跳ねて宇宙後で語りあい、
互いの髪をひっぱって健闘をいのりあった。
一瞬の調査の後、大きな岩の塊から高齢の女性の巣へ戻り、
女性が運転する鉄の箱に乗って、
惑星から湧き出る熱い水のプールへ。
かくしていた何本もの足を、熱い水の中で、
ゆっくり、こっそりとのばした。すこしピリピリした。
おそらくまわりの客には私の足の本数についてばれなかったはずだ。
帰りも、鉄の箱の乗り物を手配してもらい、青い水の際を走って
女性の住む巣へと戻った。
そうして彼女が作った野菜や、近隣でとれた魚の死体の加工品を食べた。
その夜はすぐに意識を失った。調査の後、私は意識を失いやすい。
調査結果は、上記に添付した画像をご覧いただきたい。