三日目。「うつしみず」設置作業。

作業の最中、ふと窓の外を見れば、綺麗過ぎる海の風景。

海面がキラッキラッ光ってるのを見るだけで、疲れも寒さも吹き飛ぶのがわかる。

夕食は、さくら旅館の別館にて、かつてプロのシェフだったブッチさんによる、ごちそう会。

美味しい手料理をきもちよく与えてくれる人には、

いきなり全開で心が開いてしまうことを知る。

豚肉のローストしたのに島の発酵食品をからめたの、

美味しい美味しいインドカレーの残り、海老と菜の花の濃厚魚貝パスタなど。

それらを美味しく食べながら、メスを求めイノシシが海を渡る話、

ヒマすぎて海を渡る島の少年らの話、

西堀さんのタイの話、島の池に住まう河童が、アブクで返事する話、

墓場で火葬するときの話など、面白すぎる話をたくさん聞いた。